夜の100通りの走り方

宵っ張りのミーハー大学生が心の赴くままに趣味を広げた記録です。

Adobeを持て余して三千里

持ってはいるんです、Adobeの学生プラン。

 

じつは使い放題なのに全然使えていない。このままだと2万円をドブに捨てる羽目になるので、なんとか使いこなせるようになりたいんですが、そもそもフォトショの時点でまだ使いこなせない、というか編集が必要なほどの写真を持っていない。

 

これからやってみたいのはショート動画の作成、イラストの作成ですが、インスタに流れてくるあの洗練されたアートの数々がどうやってイラレでできているのかが全く分からない状態なので、ここは掘り下げ甲斐がありそう。

 

そのうち文学フリマの本を作る予定はあるので、周辺の作成技術は嫌でも身に付きそうですが、それだけで終わってしまうのもなんとなく勿体ない気がするもので。

 

Kindleのサブスクの中でネットサーフィンをしながら、Adobe活用集の美辞麗句を眺めて考え事をする日々です。

 

「一か月の書籍代が1万円になるように読書せよ」という言説

所属しているサークルの部室の本棚には先輩が置いていったと思われる就活本が眠っていて、読んでいると「一か月の書籍代が1万円を超すように読書するといい」と書いてあった。

 

もちろんこれは本屋に1万円毎月落とせというわけではなくて、図書館なども活用しながらの話なのだが、生活の指標として目から鱗だったのでメモ。

 

「本を○○冊読む」という指標って勉強すればするほどあやふやなものになると思う。

 

一時期は読書垢を作っていたこともあったが、人文学系の授業でリストに挙げられる参考書のような読み物が文庫の小説一冊と同じ重みのはずはなく、「今月は○○冊読みました!」という毎月のツイートの嵐でなんとなく疎遠になってしまった。

これ以外にも関連書籍に所属大学の教授のものが多すぎて本のツイートをしにくいという理由もあったが、完全な読書アカウントとしてのSNSの投稿は今の私にはあまり向いていないらしい。

 

その一冊の重みが金額にするとある程度は可視化できるようになるので、それを目標にするのは案外盲点で、だいぶ面白い試みだと思った。

ただし費用対時間の面で考えると詩集や画集の類が圧倒的になってしまうが、まあそれは置いておいて。

 

今までに読んだ本はノートに月ごとにまとめてあるので、ここ数カ月の数値をまとめてみるのも面白いかもしれない。

 

韓国語を今さら始めてみたい!

突然韓ドラの沼に足を取られた

タイトル通り、韓国語を始めてみたいねという話です。

第二外国語のフランス語を二年間勉強したのち解放されて、現在メインの言語が一旦なくなっている状態なので、なんらか始めてみたい。大学のシラバスを見るとラテン語なども勉強できるらしいけど、フランス語で血反吐を吐いた身としてはロマンス語シリーズから少しの間退却したい気持ちです。

 

そんな時に家族が見ていた韓国ドラマに巻き込まれ、しばらく見ているうちにストーリーの面白さに圧倒されて、この言語を少しでもやってみたい!と思うようになりました。

 

K-popは多少聴いていた時期がありながら曲ファンで終わってしまった過去があるので、今度は詩文ではなく日常会話に使われている言い回しをモチベーションにして勉強してみようと思いました。

 

試験が二種類ある

初めて知りました。

 

韓国語能力試験TOPIK(国際規格らしい?)

www.kref.or.jp

 

・ハングル能力検定試験(日本の試験。英検みたいなもの?)

hangul.or.jp

 

問題文が読めないところからのスタートなので、最初はハングル能力検定試験から始めるのかな。と思いつつ、そもそもハングルを読む勉強から始めないといけないので試験用の問題集は一旦置いておいて。

 

参考書ビュッフェに繰り出す

ハングルを覚えるところから始められる入門書の多いこと!!

そしてあまりにデザインが洒落ている。隣のドイツ語との色数の差がすごい。小中学生向けの本まであってなんと手厚い。

「一冊目は有斐閣」を掲げてきた身なので、とっつきやすく現代的な本がいつでも手に取れるすばらしい学習環境だな……と思いました。

 

一通りの入門書をパラパラと見て、一番分かりやすく見通しがよかったこの本を購入しました。

『1日たったの4ページ! やさしい基礎韓国語』

https://amzn.asia/d/aizs4WD

 

単語を覚える段階までは行かないと思うので、単語帳や問題集はひとまず買わず、薄くてシンプルで見通しのいい本を一冊! というコンセプトで選んでみました。

 

帰宅して本をめくってみると、どうやら最初の発音が本だけでは説明しきれないらしい。発音記号に慣れきっているので、それがないと全然分からない。ということで、音読が必要だから家族が出かけている時にでも自宅で集中的に発音練習をするコースかなと想像しています。

 

また勉強が進んだら更新します!

 

TOEFLをどうにかする話(1回目受験)①

TOEFLを一週間後に受ける。

急なのはただ今まであまり勉強時間を取れていなかっただけなので、文章を書いている場合ではないのかもしれないけれど。

 

英語の資格の成功体験といえば大昔に受けた英検準一級が最後なので対策を怠ってはいけないが、4万円の受験料が上乗せされていると思うとさらにプレッシャーがのしかかってくる。

 

どんなに失敗してもチャンスがもう一回あるかどうかというところである一方で、いいスコアが取れたら就活などにも多少は加味されることもあるだろう、と思うと怠って良いことは何一つないのだが、地味に語彙が難しい。

ビジネスよりも教養に寄っている文章の方が個人的には好みなので精神衛生上は良いにしても、好きな分野でうまくいかないのはやはり凹んでしまう。

 

リスニングだけでなくライティングもある。間違いなくTOEICより先に受ける試験ではなかった。一週間でできる限りのことをするしかないのは決まっているので、ネットの無料模試を受けて対策を考えながら明日以降の方策を立てようと考えている。

 

バイエルって人名だっけ(ピアノを弾こうと思ってから譜面を買うまで)

ギター、買う前に挫折

昔からぼんやりと音楽を演奏してみたいという欲がある。

ドラマや小説の影響もあると思う。青春ものといえばバンド、でもロックな弦楽器を買うことなくここまで来てしまった身としては、これからの数年で青春気分だけでも味わってみたい! というかなりピュアな願いだけで音楽願望を肥らせてしまった。

 

タイトルにもある通り、これはピアノに触ることになったよという話なのだが、実はバンド欲を持て余していたことが背景にある。

 

というのも、なんとなく音楽がしたい! というぼんやりとした気持ちでAmazonで「ギター 最安値」と検索すると1万円のギターが出てくるではないか。これで私は「もしかして弦楽器って気軽に手を出せる代物なんじゃないか!?」と幻想を抱きかけた。

膨らんだ幻想を胸にさらにYoutubeで品質を確かめる動画を複数個見てみると、案外弾ける! というプロの声。しかし見事にアンプの質をこき下ろされている。

 

ここまでは幻想のままに楽しく楽器を見ていた。

 

衝撃的だったのは、近くの中古の楽器店に行って見たら2つほど桁が違う使い古されたギターの数々を目の当たりにした時だった。分かってはいたけど楽器ってそんなに高いの!?という、ド素人が誰もが思うであろう感想を抱く。

 

新品の安いギターをそこから探す時間がなかったので一旦退散することにした。

 

帰宅すると、使わずじまいだった電子ピアノがまだ置かれている。

 

……あるものから試してみるか。という当たり前のことを再確認し(この時電子ピアノがだいぶ奮発して購入されたものであることを知り、さらに実感を深くする)、ピアノ触ってみるか~となったのだ。

 

バイエルって人名だっけ

ちなみにこのピアノ、小学校の時に買ってもらって、勉強が忙しくなってからほとんど触れられていなかった。そもそも、小さいころのピアノ教室はそこまで厳しいところに通っていなかったので、バイエルもハノンも名前しか知らなかった。

 

大学生の春休みは時間が有り余っているようで、TOEICやらなにやらの勉強を余すところなく入れて就活に関する情報収集を、と考えると余裕なんて全くない。

が、強いて言えば睡眠を削って趣味にあてることは辛うじてできたので、ほぼ0からピアノを始めてみようと思い立った。(過去形で書いてはいますが、昨日の日中のことです。)

 

ピアノの教室で小学生の時に習ったことといえば指の動きやクラシックの名曲の知識が中心で、ほかには発表会に数回出た記憶くらいしか残っていない。

幸いなことに教室の先生が優しかったのと、家族がクラシック好きだったおかげでジャンルに拘りなく音楽を聴いて育ってきたことだけが今持っているポテンシャル。

 

兎にも角にも楽譜を買わないと始まらない、と思い立ったので本屋に出かけてみた。

 

楽譜を置いてある本屋はそんなに多くはないので、空振りする可能性を減らすために大きめの本屋に向かった。

初心者用の楽譜もたくさん置いてあるだろう、と期待しながら棚に向かうと、懸念と逆の問題が起こった。

 

バイエルたくさんいる。

 

たしかに、人名っぽい。ピアノに慣れ親しんでいる人からすれば、今の私はさしずめ文庫の棚に村上春樹がたくさんいて困惑している人間に似た感じなのだろう。

 

なんとなく見覚えのある表紙だけでも全訳だの最新だの色々ある。慌ててネットを開くと、「バイエルは時代遅れ!」みたいな記事までたくさん出てきて収拾がつかなくなった。

 

ひとまずネットの勧めに従って「最新」と名の付くものを購入することにしたが、ここでバイエルとネットのおかげで根本的な部分に気が付くことができた。

 

クラシックを弾くために習うピアノと作曲のために習うピアノはまったくの別物であることが初めて腑に落ちたのだ。

 

弾くか、作るか?

確かに指運びを練習しても作曲はできないもんな~。でも実際に本棚に行ってみるまではぼんやりとしか分かっていなかったから恐ろしい。

 

どうやら、楽譜を弾きこなすための練習は指の運動から始めてパターン分けされた動きをなぞってゆき、それこそバイエル→ハノン→……のようにレベルアップしてゆくものらしい。どことなく数学の基礎問題の組み合わせで応用問題への瞬発力を高めるあの感じに似ている気もする。

 

その一方で、作曲ならコードが先なのだという。作曲の本もパラパラとめくったが、もちろんバイエルのバの字も出てこない。当たり前である。どうにもその先の話は機材やらなにやらと関係しそうなので下調べは一度ここまでにした。

 

私の場合、最初の目的は「なんとなく青春」みたいな感じだが、それは根本的には執筆の助けになることがしたいということだったので、個人的には作詞と合わせて音韻を考えやすい作曲方面を望んでいることになるのではないか、と結論付けた。

 

戦利品たち

迷った結果、基礎の基礎みたいな部分はある程度通った方がいいのではないかということで、

・最新バイエル教則本

・ボカロ系の中級のピアノ譜面

の2冊を購入した。

1冊目は先ほど悩んでいた通り。2冊目は、最新の曲なら気分も変わって練習しやすいことに加えて、ボカロは触れていた期間が長かったこともあり他の譜面集と比べて数年来の顔見知りの曲が多かったためだ。これが功を奏すかどうかは分からないが……。

 

ハノンも合わせて買っておくべきではないかと思ったのだが、本当に続くのかという自分自身への懸念から一旦保留にしておいた。(詳しい人がいたら買うべきか教えてほしいです)

練習編をいつ書くことになるかは分からないが、少なくともピアノ導入編はこんな感じで締めくくりたい。

読んでくださってありがとうございました。

夜の100通りの走り方

何か一つの目標を定めると、バランスを取るように別の趣味を探そうとするクセがあるらしい、と気づいたのは中学生の時でした。

 

英語に打ち込めば打ち込むほどフランス語やドイツ語に興味が沸いたり、数学を強化しようとすればするほど和歌を読み漁りたい衝動が沸いたりと自分自身の興味に振り回されることが日常茶飯事で、それは大学に入って数年経った今も同じです。

 

最初は元の方向に軌道修正することに躍起になっていました。

ですがそのうちに興味のあることを全部やってしまった方が結果的に楽しいのではないかと思い始め、某番組の旅のお供のような寄り道だけでブログが書けるほどの情報量になってきました。

 

ひとつ注釈をつけるとすれば、筆者の趣味の根幹に小説の執筆があることかと思います。というのも大体の趣味のモチベーションが元をたどると「文章や詩の精度を向上させたい」というところに行きつくためです。単純な興味だけでは掘り下げる熱量にならないのではと思われた場合、だいたいは執筆への熱量も上乗せされています。

 

また、毎日のすべきことが終わった夜遅くにそうやって続けてきた趣味なので記事は全体的にインドア寄りなのですが、いつかインドアな趣味以外にも広げられてゆけたらいいなと思っています。

 

ちなみにこのブログの中で紹介する出来事のほとんどは前知識の一切ない状態で始めています。ピアノならバイエルって何?の状態から、語学なら文字を学ぶところからです。

 

そのため、(何年先か分かりませんが)私と同じような状況の誰かが新しいことを探すときに、少しでも見通しが良くなることがあったらいいなという気持ちで書いてゆくつもりです。

 

誰かが趣味や興味のあることを探すモチベーションに、また私自身が新しい趣味を知るための情報収集も兼ねて、しばらくブログを書いてみようと思います。

 

宵っ張りが趣味に没頭する日記にしばしお付き合いいただけますと幸いです。